Dr.アミノの「アミノ酸公開講座」

風邪の季節到来!アミノ酸で免疫力アップ

●インフルエンザ注意報発令!
大流行の去年に引き続き、今年もインフルエンザに対する警戒が強まっています。厚労省の統計ではインフルエンザが原因の死亡者は例年約600人ですが、4年ぶりに大流行した昨冬は約1100人にものぼったそうです。
インフルエンザの予防には、まずは健康なカラダづくりが基本です。
私たちのカラダの20%は、20種類のアミノ酸から構成されるたんぱく質からできてます。20種類のアミノ酸のうち、9種類は「必須アミノ酸」といわれ、カラダのなかで合成できず、食事やサプリメントから取り入れる必要があります。バランスの取れたアミノ酸摂取は、健康を保つうえで不可欠なのです。

●ご飯と味噌汁は、理想的なアミノ酸バランス
では、食事のなかで、アミノ酸をバランスよく摂取するにはどうしたらよいのでしょう。
たとえば、日本人の主食であるお米には7%、欧米人の主食である小麦には11%ほどのたんぱく質が含まれていますが、そのアミノ酸バランスは異なります。
小麦は必須アミノ酸のリジン、メチオニン、スレオニンが少ないので、それらの不足したアミノ酸を補うため、肉や乳製品を食べなくてはいけません。また、米にやや不足ぎみであるリジンは、豆類にたくさん含まれています。また、豆類に少ないメチオニンは米にたくさん含まれています。
つまり、味噌や豆腐などの大豆製品とご飯の組み合わせは、必須アミノ酸の確保には理想的だ、ということです。伝統的な食習慣には、健康のヒケツや知恵が生きているのですね。
また、食生活が乱れがちな方は、サプリメントで足りないアミノ酸を補うのも効果的です。ライフスタイルに合わせて、上手にアミノ酸を摂取しましょう。

●アミノ酸で免疫力アップ

私たちのカラダには、もともと自然の防衛システム、つまり免疫機能が備わっていて、健康なときにはウイルスや細菌から守ってくれています。ところが、体力が低下すると、その機能がうまく働かなくなり、風邪やインフルエンザにかかりやすくなるのです。
アミノ酸の一種であるアルギニングルタミンは、ウイルスを撃退する免疫細胞、マクロファージをサポートする働きがあります。ウイルスなどが外部から進入した際には、マクロファージは普段よりもより活性化し、増殖しなくてはなりませんので、アルギニンやグルタミンを十分に摂取して、免疫機能をサポートしてあげるとよいでしょう。また、血中のアミノ酸濃度を高めて免疫力をアップすれば、感染症にかかる確率も低くなります。
みなさんも、アミノ酸を上手に補給して、風邪の季節を吹き飛ばしましょう。

ドクターコメント

コラム

私たちのカラダの中には、たんぱく質を構成しているアミノ酸とは別に、それぞれのアミノ酸がバラバラの状態で常備されています。これが、遊離アミノ酸です。
遊離アミノ酸は、ビタミンやホルモンをつくる材料となったり、たんぱく質として新しく合成されたりして使われます。
不要になったアミノ酸は、炭酸ガス、水そしてアンモニアに分解されますが、アンモニアは毒性が強いので、肝臓で無害な尿素になり、その後、尿として排泄されます。そこで活躍するのも、アミノ酸の一種であるアルギニンです。アルギニンはアンモニアの解毒作用に大切な働きをしています。


今回の講座は以上です。次回もお楽しみに!
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