Dr.アミノの「アミノ酸公開講座」

ヒトの免疫機能とアミノ酸

●まずは日々食事から摂取するアミノ酸の最適バランスを心がけましょう。
たんぱく質の栄養価は必須アミノ酸のバランスによって決まるという、「桶の理論」というものがあります。(図を参照)たとえば人にとって理想的なアミノ酸組成を持つ卵の桶では、ふちいっぱいまで水(たんぱく質としての栄養)がたまりますが、小麦粉では桶板がもっとも低い「リジン」の高さまでしか水がたまらず、他のアミノ酸は有効利用されずに流れ出てしまいます。つまりアミノ酸はこれら必須アミノ酸をバランスよく摂取することで、栄養が十分に吸収されているんですね。

<小麦粉と卵のアミノ酸バランス>  
卵のたんぱく質はアミノ酸スコアが100%!
たんぱく質の中でも最もアミノ酸のバランスが良いと言われています。

小麦のたんぱく質のアミノ酸スコアは42%、
精白米のアミノ酸スコアは61%。

最も不足する必須アミノ酸はともにリジンであることが知られています。

●ヒトの免疫力とは
毎日規則正しく生活していても、わたしたちは外敵に対して抵抗力を持たなければなりません。
わたしたちのカラダにある免疫細胞マクロファージは、体内に侵入してきたウイルスを攻撃するはたらきをしています。しかし、体力が低下するとマクロファージの働きが鈍くなり、花粉症などの感染症にかかりやすくなるのです。ウイルスなどが外部から進入した際には、マクロファージは普段よりもより活性化し、増殖しなくてはならないのです。

●「アルギニン」と「グルタミン」を覚えてください。
「グルタミン」と「アルギニン」は体内の免疫細胞を増やす機能を手助けしてくれることで知られています。これらのアミノ酸は、人間が体内で生成し得るアミノ酸である非必須アミノ酸ではあるのですが、ウィルスなどが外部から進入した際には、このマクロファージのような免疫細胞は普段よりもより活性化し、増殖しなくてはなりません。その際、細胞の原料であるアミノ酸は体内で生成される量だけでは足りなくなってしまいますので、アミノ酸を効率的に補給する必要性が出てくるわけです。

●春に向けてさあ、アミノ酸習慣を!
アミノ酸をお買い求めの際は、成分内容をよく読み、グルタミンとアルギニンが含まれていることを確認することをおすすめします。

ドクターコメント

今回の講座は以上です。次回もお楽しみに!
→ 【バックナンバーはこちら】